リゾート開発で知られる星野リゾートの採用条件なんだけど、「喫煙者は採用しない」らしいね。

喫煙者を採用しない理由は、「作業効率」「施設効率」「職場環境」の3点で、禁煙が競争力を高めるということらしい。

法的にこういう求人は問題ないみたいで、特にリゾート施設の運営だから良好な職場環境維持や接客サービスに関係する部分にもつながるのでOKみたい。
年齢や性別のように特に法律によって差別が禁止されているわけではない。

こんなルールになったのは社員の死だったそうだよ。
先代から経営を支える「大番頭」的な存在だったベテランの社員が、1日に2箱ほどタバコを吸う習慣があり、2002年肺炎により60歳で没してしまった。
長く仕事を共にし「社員は家族」という価値観を大事にしてきた会社だから、もっと踏み込んでタバコをやめるようすすめたり、健康への注意を呼びかけたりできたんじゃないかと後悔したんだそうな。

この活動始める前は喫煙者も社内にいたわけだから、内部は少しづつ禁煙を進めたみたいだね。
禁煙しやすい環境を作ったり、禁煙する人が増えるとそれに刺激されてまた禁煙する人が増えたりと、地道な活動もしているんだね。

まぁ賛否両論あるだろうけど、喫煙者も嫌煙者も各々の理屈で生きてるんだし、どうにか争わないで共存ができてるといいんだけどね。